シロアリ駆除の機材【揃えるべき道具】売れ筋の噴霧器・高性能ドリル

シロアリの被害にお悩みの方のなかには、「自分で機材を用意して駆除しよう！」と考えている方も多いことでしょう。

でも、噴霧器や電動ドリル、ヘッドライト、ヘルメットなどなど、シロアリ駆除にはたくさんの機材が必要です。また、シロアリ被害の程度によって有効な駆除方法が異なり、揃えるべき道具も変わってきます。

適した機材を選び、確実にシロアリを駆除するためには、やはりプロの知識や経験が必要です。自分での駆除が難しいと感じたときは無理をせず、シロアリ駆除お助け隊にお電話ください。

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薬剤を散布する「噴霧器」
穿孔するための「電動ドリル」
床下を照らす「ヘッドライト」
床下作業で頭を守る「ヘルメット」
毒エサを入れる「ステーション」
ステーションを埋めるための「スコップ」
機材はレンタルサービスもある
難しいと感じたらプロに相談を！

薬剤を散布する「噴霧器」

シロアリ駆除で使う機材として、まず思い浮かぶのは噴霧器でしょう。噴霧器は液体を霧状にして吹き出す機材です。床下に薬剤を散布する処理のために使い、土壌に噴霧する「土壌処理」や、シロアリの被害を受けた木材に噴霧する「木部処理」で活躍します。

噴霧器にはいくつか種類がありますが、その違いはおもに「動力」です。液体を霧状に噴き出すための動力には、以下の4つがあります。

スプレー式

市販されている缶のスプレー。レバーを握ったりボタンを押したりすることで、中の液体を噴霧する。

手動式（蓄圧式）

手でポンプを加圧して、圧力によって液体を噴霧する。

電動式

電力を使って液体を噴霧する。電動式の中でも、電力確保の仕方によって「乾電池を使う物」「バッテリーに充電する物」「コンセントにコードを挿して使う物」の3タイプに分けられる。

エンジン式

ガソリン燃料を使って液体を噴霧する。

スプレー式の噴霧器であれば、使い方が簡単で値段も低価格なので、お手軽に使用することができます。しかし薬剤の噴射範囲が狭いので、床下全面などの広範囲に薬剤をまくには大量のスプレー缶が必要となり、時間もかなりかかるでしょう。

広範囲に薬剤をまくときは「手動式」「電動式」「エンジン式」の噴霧器をオススメします。そのなかでも比較的お手頃で扱いやすい噴霧器が以下の3つです。

工進ミスターオート蓄圧式噴霧器 4L HS-401E

こちらは手動式（蓄圧式）の噴霧器です。上部の取っ手部分を上下に動かすことによって加圧され、その圧力を使って薬剤を噴霧します。バッテリーやエンジンがないので軽く、持ち運びもしやすいでしょう。画像は容量が「4L」のものですが、これ以外にも「2.5L」「5L」「7L」のものがあります。

工進充電式噴霧器 SLS-7 バッテリー・充電器付

こちらはバッテリーに充電する電動式（充電式）の噴霧器です。手動式のように加圧する必要がないので、あらかじめバッテリーを充電しておけばすぐに使うことができます。一度の充電で使える時間は「約3.5時間」です。画像は容量が「7L」のものですが、これ以外にも「10L」と「15L」のものがあります。

工進エンジン式噴霧器10L ES-10C

こちらはエンジン式の噴霧器です。加圧や充電の必要はありませんが、ガソリンを使います。ガソリンとエンジンがあるため本体が重く、持ち運びは大変かもしれません。ですが、そのぶんパワーはもっとも強力で、しっかりと薬剤を吹き付けることができるでしょう。容量は「10L」のみとなっています。

穿孔するための「電動ドリル」

電動ドリルは、電力を使って先端を高速回転させることで、壁に穴をあけたりネジを締めたりする機材です。木材の中にシロアリが侵入している場合、電動ドリルで木材に穴をあけ、その中に薬剤を注入しなければいけません（この穴あけのことを「穿孔（せんこう）」といいます）。

電動ドリルは、すでに被害を受けている住宅でのシロアリ駆除では必須の機材といえるでしょう。また、電動ドリルを使うには、ドリル本体のほかに「ドリルビット」も必要です。

ドリルビットとは、ドリルの先端に取り付ける部品のことをいいます。ドリルビットによって電動ドリルの用途を変えることができるので、木材に穴をあけるときは「木工の穴あけ用」のドリルビットを使用しましょう。

では、シロアリ駆除におすすめの「電動ドリル3種類」と「木工の穴あけ用ドリルビット」をご紹介します。

高儀 EARTH MAN AC100V ドリル&ドライバー DDR-120

こちらは電動ドリルのなかでもとくにお手頃な価格の商品のひとつです。LEDライトが搭載されており、施工する箇所を照らしながら作業することができます。シロアリ駆除は床下などの暗い場所で作業することが多いので、ライトが搭載されている電動ドリルは役立つでしょう。

シンコー新興製作所（SHINKO）ACドライバードリル ACD-280A

シンコー新興製作所(SHINKO) ACドライバードリル ACD-280A ACD-280A 本体: 奥行24cm 本体: 高さ6.5cm 本体: 幅18cm

こちらは同価格帯の電動ドリルのなかでもパワーに特化した商品です。固い壁に穴をあける場合は、パワーがあまりない電気ドリルだと穴があけられないこともあります。壁に固い木材を使用しているのであれば、電気ドリルのパワーには注意したほうがよいでしょう。

KIMO 電動ドリルドライバー 12V QM-1005A

KIMO 電動ドリル 12V 電動ドリルドライバー電動ドライバーセットミニドライバーコードレス二段変速正逆切替 18+1段階トルク調節最大21N.m 充電式過負荷保護過熱保護放電保護 120分連続作業 DIY家具組み立て工具セット小型ビット32点付き LED照明電量インジケーターライト収納袋付き QM-1005A【一年保証】 (ドリルドライバー)

こちらはご紹介した3つの電動ドリルのなかではもっとも価格が高いですが、そのぶん機能は充実しています。充電式なのでコードが届かない場所でも使用でき、そのうえパワフルです。もちろんLEDライトも搭載しています。

リリーフ(RELIFE) 六角軸ドリル木工・樹脂用ドリル刃 10本組 26808

これは木工の穴あけ専用ドリルビットです。太さが違う10本のドリルビットがセットになっています。いろんな太さのドリルビットがあるので、壁や床に好みの大きさの穴をあけるときにとても便利です。穴あけに電動ドリルを使うときは、ドリルビットも忘れずに用意しましょう。

床下を照らす「ヘッドライト」

ヘッドライトとは頭に装着するライトのことです。床下は昼間でも真っ暗なので、シロアリ駆除で機材を安全に使用するためにも必ず用意しましょう。手持ちの懐中電灯を使うこともできますが、片手がふさがってしまいます。

シロアリ駆除は過酷な場所での作業なので、できるだけ両手を使えるようにしておいたほうがよいでしょう。ヘッドライトを使えば両手で効率的に作業ができます。おすすめのヘッドライトは以下の3つです。

米国CREE社製超強力充電式LEDヘッドライト

ヘッドライト LEDヘッドライト超強力充電式角度調節ストロボ機能付 3粒搭載米国CREE社製充電機リチウムイオンバッテリー付アウトドアお釣り防水登山作業キャンプ 10000ｌｍ

こちらは10,000ルーメンのヘッドライトです。3つのライトが搭載されており、広範囲を明るく照らすことができます。USBケーブルでバッテリーを充電することで使用でき、7～8時間の充電で4～6時間ほど点灯させることができます。

※ルーメン：光の明るさの量を表す単位。高いほど明るい。

LEDヘッドライト 12000ルーメン充電式防水仕様 4点灯モード

LEDヘッドライトヘッドランプ 12000ルーメンアウトドア作業灯超高輝度軽量充電式防水仕様 4点灯モード使用寿命長 SOSフラッシュ機能防水電源スイッチ USB充電ケーブル付き 18650電池付属夜間釣り登山夜間走行キャンプ防災作業用

こちらは12,000ルーメンのヘッドライトです。3つのライトが搭載されていますが、「中央のみ」や「左右のみ」など、点灯する箇所を自分で調節することができます。ズーム機能も備わっており、電源はUSBケーブルの充電式です。

床下作業で頭を守る「ヘルメット」

安全なシロアリ駆除のための機材として、床下へもぐるときに頭を守るヘルメットも欠かせません。床下は想像以上に狭く、頭をぶつけてしまうことがよくあります。作業の安全性を確保するためにも用意しておきましょう。おすすめのヘルメットは以下の3つです。

TOYO 軽作業用帽子 No.82

TOYO 軽作業用帽子 No.82 白

タニザワ ABS製前ひさし型ヘルメット 0169EZ

タニザワＡＢＳ製前ひさし型ヘルメット白 0169EZ

国家検定品ヘルメットアメリカンタイプ SS-100型AJZ

国家検定品ヘルメットアメリカンタイプ SS-100型AJZ(発泡スチロール入) ホワイト FS-100AJ 2個セット

毒エサを入れる「ステーション」

ステーションはシロアリ駆除に必須の機材というわけではありません。薬剤の散布ではなく、ベイト剤の設置によるシロアリ駆除・予防をする場合に必要となります。

ベイト剤とはシロアリを駆除するための有効成分を含む毒エサのことで、ステーションはベイト剤を入れるケースです。ベイト剤を入れたステーションを地面に設置することで、ベイト剤をシロアリに食べさせ駆除することができます。

シロアリは仲間にエサを分けあたえる習性があるため、ベイト剤を巣に持ち帰りほかのシロアリにも渡すのです。そして、巣全体のシロアリにベイト剤が行き渡ることで、群れを根絶することができます。

ベイト剤による駆除を含め、シロアリ駆除の方法については以下の記事で詳しくご紹介しています。機材の調達とあわせて、その使い方についてもしっかりと把握しておきましょう。

ステーションを埋めるための「スコップ」

スコップは、ステーションを埋めるために土を掘るときに使います。そのため、ベイト剤の設置をしないのであれば準備する必要はないでしょう。

また、園芸用のスコップなどをすでにおもちの人は、そのスコップで十分です。わざわざシロアリ駆除専用の機材として新たなスコップを用意する必要はありません。

スコップをおもちではない人には、以下の3つのようなスコップをおすすめします。

OWL/オウルファイバーグラスハンドスコップ

【 OWL/オウル】ファイバーグラスハンドスコップ

こちらは軽くて丈夫なスコップです。低価格でお求めやすく、ファイバーグラス仕様なのでサビにくいという特徴もあります。

キャプテンスタッグ（CAPTAIN STAG）スコップスチール FD バッグ付M-3249

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) シャベルスコップスチール FD バッグ付M-3249

こちらは折り畳み可能なスコップです。専用の袋が付属しており、収納・持ち運びがしやすく見た目もスッキリとしています。

コンヨ (KONYO) 園芸ショベル木柄剣型

コンヨ（KONYO）園芸ショベル木柄剣型

こちらは上の2つのスコップよりも大きめのものです。力を入れやすいので固い地面を掘るときはこちらのほうがよいでしょう。一般的なシャベルよりひと回り小さく設計されており、軽いため女性やお年寄りにも扱いやすくなっています。

機材はレンタルサービスもある

シロアリ駆除用の機材の貸出をしている業者もあります。自分でひとつひとつの機材をそろえるのが大変なときは、レンタルするのもよいでしょう。

駆除業者が使うような本格的な機材を使えば、より効率よく駆除ができるかもしれません。たとえば、以下のような機材をレンタルすることができます。申込手順もあわせて簡単にご紹介します。

レンタル機材の内容

動力噴霧器
ノズル
噴霧ホース
吸排水ホース
薬液タンク
施工マニュアル
つなぎ
防毒マスク
ゴーグル
手袋
懐中電灯
作業用シート

噴霧器とそのパーツだけでなく、つなぎや手袋まで、シロアリ駆除に必要なものを一式そろえて貸し出してくれる業者もあります。自分で買いそろえる必要がないというのは便利ですね。

施工の流れや駆除の前後で、疑問に思う点や不安な点があれば、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

レンタルの手順

電話かメールで申し込み
機材の受け取り
駆除開始
機材の返却

シロアリ駆除機材のレンタルは、上記のような手順でおこないます。機材が手元に届いてから返却するまでの日数を事前に確認して、駆除の計画を立てるようにしましょう。

難しいと感じたらプロに相談を！

シロアリ駆除をご自身でできるか心配な方は、無理をせずにプロの業者にご相談ください。シロアリ駆除は機材をそろえただけでは、なかなかうまくできないものです。

たとえば、電動ドリルを用意しても「壁のどこに穴をあけたらよいか？」というのは状況によって違います。シロアリが木材の内部に侵入していても、外から見ただけでは正確な位置はなかなか判断できません。

そのようなときに大事なのがプロの経験や知識です。プロの業者であれば知識や経験をもとに、より正確に状況を判断して確実な対策ができます。

シロアリの生態や建物の構造に精通したプロの声は、以下の記事でご覧いただけます。