羽アリ対策の決定版!羽アリ発生の原因から撃退・予防策まとめ
外でときどき見かける羽アリ。室内で見かけたことはありませんか?
「たまたま室内に入り込んだのかも」と思ってしまっているならば要注意です。
羽アリは「シロアリ」の場合と「クロアリ」の場合があります。シロアリだった場合は、建物に深刻な被害を及ぼしてしまっているかもしれません。
今回は羽アリを見つけてしまった場合の見分け方と駆除、対策をまるっとご紹介!
当コラムを参考にすれば初心者でも簡単にシロアリかどうか判断できるので、ぜひご一読ください。
▼まずは敵を知る!羽アリとはそもそも何者?
家の中にうじゃうじゃわく羽アリ…。なぜ室内なのに羽アリが出てくるのでしょうか?
大量にわき出てきた場合、もしかするとシロアリの被害に遭っているかもしれません。
羽アリが発生した場合、その数や形によってクロアリなのかシロアリなのか判断することができます。まずは、この羽アリが何者なのかを知っておきましょう。
・羽アリは、繁殖のために羽が生えたシロアリ
羽アリはなぜ出現するのでしょうか?その理由は「繁殖のため」です。羽アリは春から秋にかけての比較的暖かい時期に発生します。
冬期以外の比較的暖かい時期、巣(コロニー)にいるアリが多いと、巣を分けようとします。若い女王アリと王アリが羽を生やし、新たな場所での生活を求め、空を群れて飛びます。これらは「群飛」と呼ばれる行動です。
羽アリは冬期を除いて発生しますが、家に被害を与えるシロアリ2種は春先にこの行動に出ることが多いです。
また、クロアリの場合は少数の羽アリが飛び立ちますが、シロアリの場合は大群で巣立とうとするので、群れの匹数によっても判断することができるでしょう。
・羽アリは、クロアリの場合もあるため確認しよう
シロアリの場合、家屋がすでに手痛い被害を被っている可能性がありますので、放置は厳禁です。羽アリらしき虫を確認したら、虫の形状を確認してみましょう。シロアリとクロアリの羽アリのかたちは大きく異なります。
【クロアリ】
体色 … 黒褐色が多い
体形 … 胴にはっきりとくびれがある
羽の形 … 羽の大きさが大小2種類ある
【シロアリ】
体色 … 茶褐色が多い
体形 … 寸胴
羽の形 … 4枚とも同じ大きさ
また、このほかにもシロアリの羽は「取れやすい」という特徴があります。
クロアリの場合はひっぱらないとちぎれませんが、長距離飛行を想定していないシロアリは簡単に羽が取れるようになっています。
シロアリが目的地に到着した付近には、羽だけがバラバラと落ちていることも特徴の一つといえます。
▼羽アリが室内にも発生する理由
シロアリの羽アリは、なぜ室内に発生するのでしょうか。
その理由は「飛来してすぐ」もしくは「すでに被害に遭っている」ことの2つが考えられます。
・風に乗ってきて室内に入ってしまう
群飛する時期に風に乗って飛来し、建物内に入ってくることがあります。シロアリがたどり着いたとき、玄関や窓、隙間などがあるとその間をぬって侵入してきます。光に集まる性質があるので、夜だと建物の光を求めて飛ぶ傾向があるからです。
・シロアリが床下などから侵入し繁殖している
すでに被害に遭っている場合、床などから羽アリが発生してくることもあります。シロアリが群飛する理由は、「エサを求めて」です。
木材を食すシロアリが建物の建築材を食い尽くしていると、巣を分けようと羽アリとなります。飛び立つ準備ができると、数日から1週間程度の短い期間に群れを成して飛び立とうと、建物の床下、基礎などから室内へ上がってくるのです。この場合、すでにシロアリの被害を受けてしまっている可能性が高いです。
▼今すぐ羽アリを退治する方法
シロアリの被害に遭ってしまったとき、早急に駆除をする必要があります。この章では手順をご紹介しますので、順を追って対処していきましょう。
・侵入経路と被害のある範囲を特定
駆除を行う前に、シロアリの侵入経路を特定し、被害規模を把握していく必要があります。
侵入経路を特定しなくては、せっかく駆除をしても再度被害に遭ってしまうかもしれません。
シロアリの多くは床下から侵入してきます。そのため、床下収納(床下点検口)や、畳の部屋から床下に入り込み、直接確認する必要があります。また、窓などから入ってくることもあります。戸締りしっかりおこなうように気をつけましょう。
シロアリは床下に巣を作ります。基礎部分から上にかけて泥の付着物のような塊や線があるならば、シロアリの巣の可能性があります。
・発生している羽アリの種類をチェック
侵入してきているシロアリを確認します。シロアリの被害の多くは「イエシロアリ」「ヤマトシロアリ」からが大半を占めています。この2種類は生態も異なるため、駆除方法が変わってくるのです。
・イエシロアリが発生していた場合
イエシロアリは巣を中心に活動する傾向なります。そのため、巣を駆除する必要があるので、液体薬剤での処理よりも、毒餌を取り付けたほうが効果大とされています。
ただし、木を食べる速度も速いので、場合によってはほかの駆除方法と掛け合わせた方がよいこともあります。
・ヤマトシロアリが発生していた場合
ヤマトシロアリは、移動しながら木材を食し、食べた道を巣にする傾向があります。そのため、木材に穴を開けて薬剤を散布する工法が適切です。
ヤマトシロアリはそれぞれの個体の階級がしっかりと別れているだけではなく、不足した部分ができるとほかのアリがその役割を担い始めます。そのため、わずか数匹しか残っていなくとも、他のアリが代わりに役割を引き継いでしまいます。何度も被害に遭わないためには、とにかく1匹も逃さないことが重要となります。
▼駆除スプレーに頼ると被害が悪化する?!
シロアリ駆除する際、スプレータイプの駆除剤を散布しがちです。しかし、シロアリ駆除にはスプレーによる駆除はあまりお勧めできません。なぜなら、効果がない場合もあるからです。
この章では、理由を2つご紹介いたします。駆除スプレーを使用する際は2つの理由を踏まえたうえで使用するかどうか判断を行いましょう。
・シロアリは総勢100万匹を超えることも…!
シロアリは非常に大きな巣(コロニー)を形成します。小さなものでも数万、大きなものだと100万をも超える規模の群れになっていることもあるのです。
そのため、スプレー1つでは駆除しきれません。繁殖力も非常に高いため、スプレータイプを使用しても駆除が追い付かない可能性があるので注意が必要です。
・スプレーだけでは肝心のアジトに届かない
スプレータイプはあくまでも薬剤が付着した部分にしか効果がありません。巣の表面に吹きかけたとしても表面に付着するだけで、シロアリにまで届かないので、効果が期待できないのです。
スプレーを使用する場合は、「少数かつ、直接散布できるタイミングに効果を発揮する」ということを念頭に置いておきましょう。
▼羽アリの侵入を予防するには?
シロアリの被害に遭わないためには、「侵入させない」ことがもっとも重要です。誰でもできる簡単な対策を2つほどご紹介いたします。被害に遭わないためにも、できる範囲で対策を行っておきましょう。
・夜は外に明かりが漏れないように注意
上記でもご紹介いたしましたが、シロアリは明かりに集まろうとする修正があります。そのため、夜間に照明の光が室外に漏れると、寄ってきやすくなります。
シロアリ以外にも、光に集まる虫が近寄ってくる原因にもなりますので、室外に明かりが漏れぬようにカーテンやシャッター、ブラインドなどを有効活用しましょう。
・網戸もメンテナンスしてみよう
網戸に穴が開いていると、わずかな隙間でも害虫が侵入しやすくなります。市販されている補強用シールや幅の広めのビニールテープなどを貼り付けて一時補強し、早めに交換することをおすすめします。
・根本解決なら、シロアリ駆除のプロに相談を!
シロアリの被害が減らないのであれば、プロに相談したほうが賢明です。プロであれば、シロアリの侵入経路や被害状況について素人とは違った目線で判断してくれます。適切な対処も可能ですので、自分での対処が難しいと判断したら、早めに相談するようにしましょう。
▼まとめ
室内に羽アリが発生したとき、「見かけた羽アリの数」と「羽アリの形状」によってクロアリなのかシロアリなのか判断することができます。
シロアリであった場合は、建物が被害を受けている可能性があります。シロアリかもしれないと思ったら、建物の床下を確認して、適切な駆除しましょう。
シロアリの被害に遭わないためには、普段からの対策も必要です。また定期的に床下を確認し、防除を施しておくことが重要です。
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