シロアリ駆除の時期と期間|発生のタイミングは今!効果は5年持続
シロアリ駆除をおこなうべき時期の目安は、駆除や予防の施工をおこなってから5年が経ったころです。
一般的に、シロアリ駆除剤の効果が持続する期間は「5年間」であり、この期間を過ぎるとシロアリ発生のリスクが高まってしまいます。
また、シロアリの羽アリを発見した場合も、シロアリ駆除をおこなうべき時期にあるといえます。活発に活動しているシロアリを野放しにしては、被害が拡大する一方です。状況を把握するために、まずはプロに無料調査を依頼するというのもよいでしょう。
シロアリの調査・施工なら、保証期間も付いて安心のシロアリ駆除お助け隊にご依頼ください。
目次
シロアリ駆除に適した時期を知ろう
これからシロアリ駆除をおこなおうという方にとって、「駆除に効果的な時期はあるのか」というのは気になるところなのではないでしょうか。シロアリ駆除の工法として代表的なバリア工法とベイト工法。そのどちらを選ぶかで、シロアリ駆除に適した時期というのは変わってきます。
2つの工法の詳細は、以下の記事を参考にしてください。
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シロアリ駆除の方法【DIY】自分でできる!プロ推奨の対策と予防法バリア工法は時期を選ばない
バリア工法とは、薬剤を土壌や建物に直接散布しておこなうシロアリ駆除の方法です。季節に左右されず、1年中どの時期であっても駆除の効果を望めます。
シロアリの発生箇所に駆除剤を散布するため即効性があり、シロアリ発生に気づいたときにすぐにおこなうことで被害の拡大を食い止めることができるでしょう。また、薬剤の効果が続いている期間はまさに バリアを張った状態 となり、シロアリの発生を予防することもできるのです。
シロアリが発生したら、時期に関わらずバリア工法をおこなうことをおすすめします。
ベイト工法はシロアリの活動が活発な時期に
ベイト工法は、シロアリが巣にエサをもち帰る習性を利用して、毒エサで巣ごと根絶する駆除方法です。
シロアリの発生箇所に直接施工するバリア工法と違い、ベイト工法はシロアリが毒エサを巣にもち帰らなければ効果が発揮されません。このことから、シロアリの活動が活発になる時期を狙っておこなったほうが、エサ集めもより活発におこなうため駆除効果を発揮しやすいといえます。
シロアリの活動時期については次章でご説明します。
シロアリの活動時期は1年中!羽アリの発生時期は?
シロアリは気温が低い時期には動きが鈍る生き物ではありますが、ほかの多くの昆虫のように冬眠をすることはありません。活動自体は絶え間なく1年中おこなっているのです。
しかし、「羽アリ」として私たちの前に姿を現す時期は限られています。羽アリが飛び回っているということは、シロアリの活動が活発になっている証拠です。
シロアリの活動が活発になる時期はいつなのか、繁殖時期とあわせて確認しておきましょう。
シロアリの羽アリが発生する時期
シロアリは種類によって羽アリの発生時期が違います。日本に生息する「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」の3種について、羽アリが発生する時期をまとめました。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤマトシロアリ | |||||||||||
イエシロアリ | |||||||||||
アメリカカンザイシロアリ |
上記の時期に羽虫を見かけたら、シロアリではないか注視してみましょう。
シロアリの産卵時期
シロアリの産卵時期は、ずばり1年中です。
シロアリの女王アリは、季節を問わず巣の中で常に卵を産み続けています。シロアリは自然界においては多くの動物や昆虫に捕食される立場であるため、個体数を減らさないよう常に産卵し繁殖しているのです。
真冬の寒い時期であっても、土の中では続々と新しいシロアリが誕生しているかもしれません。少しでもシロアリ発生の兆候を察知したら、早めに対処することをおすすめします。
今がその時期!シロアリ駆除が必要な兆候とは?
バリア工法はどの時期にでも効果が発揮され、ベイト工法はシロアリの活動が活発な時期のほうがより効果的であるということがわかりました。
しかし、さらに重視される「シロアリ駆除をおこなうべき時期」というものがあります。
羽アリを発見した
羽アリが発生しているということは、上述のとおり、シロアリの活動が活発になっているということを意味します。
そもそも、シロアリの羽アリは、コロニー(巣)内のシロアリの数が増えて飽和状態になったときに発生します。つまり、羽アリを見かけたということは、その付近には大量のシロアリが発生しているということなのです。
もしも羽アリを発見したのなら、それはまさにシロアリ駆除をおこなうべき時期の真っただ中にあると考えましょう。
見つけた羽アリがシロアリかどうかは、以下の記事内のイラストを参考に見分けてください。
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【シロアリ駆除】これがプロのやり方!薬剤散布の様子も大公開!薬剤散布から5年が経過した
過去にシロアリが発生して駆除をおこなった、もしくは、シロアリ予防のために薬剤散布をおこなったという方は、施工から何年経っているかを確認してください。
もしも5年以上経過しているのなら、シロアリに対して非常に無防備な状態になっているおそれがあります。薬剤散布から5年経ったころというのも、シロアリ駆除をおこなうべき時期といえるでしょう。
被害が発生してしまう前に、まずはシロアリ駆除お助け隊で無料点検だけでもおこなっておくことをおすすめします。
シロアリ駆除にかかる期間は1日~3か月
シロアリ駆除にかかる期間は、駆除の方法や被害の程度によって異なります。バリア工法・ベイト工法のそれぞれにかかる施工の時間や駆除期間の目安をご紹介します。
バリア工法にかかる時間
バリア工法の施工にかかる時間の目安は以下のとおりです。
15坪 | 3時間前後 |
---|---|
20坪 | 5時間前後 |
バリア工法は即効性があるため、施工時間=駆除にかかる期間と考えてよいでしょう。一度薬剤散布をおこなってしまえば、薬剤の効果が続く限り予防の効果も期待できます。
ただし、上記の時間はあくまでも目安です。以下のような条件の違いによって、施工時間は変動します。
- 被害状況
- 敷地の広さ
- 作業人数
一般家庭であればバリア工法の施工は1日で終わることがほとんどですが、被害が深刻な場合には2日がかりになってしまうこともあります。
ご自宅の敷地の広さはもちろんのこと、施工業者が何人で作業にあたってくれるかによっても、かかる時間は変動するでしょう。
ベイト工法にかかる期間
ベイト工法は、施工自体はバリア工法に比べて短時間で終わることが多いです。ただし、毒エサを巣にもち帰らせるためにはシロアリの様子を根気よく観察する必要があり、駆除完了までの期間が長くかかってしまいます。
効果が表れるまでには、最低でも1か月~3か月は見ておいたほうがよいでしょう。その間、毒エサを設置しっぱなしでよいというわけではなく、定期的に確認して適宜エサを足すなどの措置をおこなわなければなりません。
シロアリを巣ごと根絶できる方法ではありますが、駆除が完了するまでには長い期間が必要となり、そのぶん費用もバリア工法に比べるとかさんでしまう点がネックです。
シロアリ駆除の保証期間は「5年」が一般的
シロアリ駆除の業者のなかには、「保証期間」をもうけているところがあります。保証期間は「5年間」というのが一般的で、再発時の駆除を割安料金や場合によっては無料でおこなってもらえることもあるのです。
ではなぜ、保証期間は5年間なのでしょうか。理由を解説していきます。
薬剤の効果が続く期間が5年
基本的に、シロアリ駆除剤の効果の持続期間は5年程度です。
一昔前までは10年以上も効果が持続する薬剤が使用されていましたが、強い薬品は人体への影響も大きく、健康被害の問題から使用が禁止されました。
現在使用が認められているシロアリ駆除剤は、安全性を考慮した結果5年で有効成分が分解される薬品に限定されているのです。
ただし、散布から「5年が経過すると分解が始まる」というわけではなく、散布直後から徐々に分解されています。そのため、完全に分解が終わる5年に達していなくても、効果が薄まってシロアリ被害にあってしまうという場合もあるでしょう。
新築時には保証期間が10年の場合もある
上述のとおり、一般的なシロアリ駆除剤の散布だけなら、保証期間は5年であることがほとんどです。しかし、新築時には駆除剤の散布以外の方法と組み合わせることでシロアリ予防の効果を長期間持続させ、10年間のシロアリ保証をおこなっている場合もあります。
建築時に用いられることのあるシロアリ予防方法は、「ACQ加圧注入」と「ホウ酸系防蟻剤の使用」です。
ACQ(Alkaline Copper Quaternary)とは、銅と第4級アンモニウム塩の化合物のことで、シックハウス症候群の原因となるVOC(揮発性化合物)を含まない環境に優しい防腐剤だといわれています。
一般的なシロアリ駆除剤が直接シロアリの神経をマヒさせたり死滅させたりするのに対し、ACQはシロアリの腸内に住む原生生物を死滅させるものです。
シロアリはおもに木材や枯れた植物をエサとしていますが、その主成分である「セルロース」を分解する能力をほとんどもっていません。シロアリが木材などを食べて取り込んだセルロースは、腸内に住む原生生物によって分解されることで初めて栄養として吸収できるようになります。
つまり、原生生物を失ったシロアリは栄養を吸収することができなくなり、やがて死にいたるのです。
このACQを加圧注入して木材の内部にまで浸透させることで、長期間のシロアリ防除を可能にします。ただし、ACQ加圧注入はあらかじめ工場でおこなう処理であり、既存の住宅にあとから処理をほどこすことはできません。また、処理後の木材を建築現場で切断すれば、断面はシロアリの侵入に対して無防備な状態となってしまうでしょう。
さらに覚えておきたいのは、ACQはシロアリに直接危害を加えるものではないため忌避効果がないという点です。シロアリがかじってACQを体内に取り込むまでは、殺虫効果もまったく発揮されません。
ACQによるシロアリ防除の効果を期待するのであれば、シロアリにかじられるおそれのある箇所すべてにACQ加圧注入をほどこした木材を使用する必要があるのです。
ホウ酸系の防蟻剤も、ACQと同じくシロアリに寄生する原生生物を殺すものです。建築時に柱や壁材に塗布することで、シロアリの被害を防ぐことができます。
ホウ酸自体は植物にも含まれ、人間も日常的に摂取している安全性の高い物質です。揮発性もないため、環境や人体への影響が小さいだけでなく、一度建材に定着すれば長期間のシロアリ予防効果が期待できます。
ホウ酸系防蟻剤もやはり、シロアリが食べることで初めて効果を発揮するものです。シロアリを寄せ付けない効果はないということを理解したうえで使用してください。また、水に溶けやすい性質があるため、屋外での使用には向きません。
ACQもホウ酸系防蟻剤での木材処理も新築時にのみ効果的に取り入れられるものですから、これから家を建てるという方は検討してみるとよいでしょう。ただし、いくらシロアリ駆除の持続期間が長いからといって過信はいけません。定期的にプロのシロアリ点検を受け、必要に応じて薬剤散布もおこなうことをおすすめします。
シロアリ駆除お助け隊は安心の保証期間付き
シロアリ駆除お助け隊では、「日本しろあり対策協会」指定の薬品を使用した高品質で安全性の高い施工をおこなっています。
そのためシロアリを確実に駆除できるのはもちろんですが、さらに皆様に安心してご依頼いただけるよう、5年間のアフターサポートもご用意しております。見えないところで気づかぬうちに繁殖するシロアリだからこそ、万が一に備えた万全の対策をおこないたいですよね。
サポート内容は対応エリアによって異なる場合がありますので、ぜひ一度コールセンターまでお問い合わせください。
また、以下の記事では、シロアリ駆除お助け隊がおすすめするシロアリ駆除業者を一部ご紹介しています。経験と実績のあるプロの声は、シロアリ駆除をする際の参考になるのではないでしょうか。
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