シロアリとは?ゴキブリの仲間!【画像で解説】羽アリの種類と生態

シロアリとは、昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科の昆虫です。

多くの人はシロアリに対して、「家を食べてボロボロにしてしまう害虫」というイメージをもっているでしょう。事実、シロアリは毎年たくさんの建物に加害しています。

しかし、迷惑なだけの「害虫」に思えるシロアリも、自然界においては欠くことのできない「益虫」の働きもしているのです。やみくもに駆除するだけではなく、シロアリについて知ることで被害を予防し、上手に付き合っていきましょう。

当記事では、シロアリとはどんな生き物なのか、生態に焦点を当てつつ被害への対応についても解説してきます。

シロアリの生態を熟知した対策なら、シロアリ駆除お助け隊にお任せください。

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シロアリとは、どんな生き物?

シロアリは、なじみ深い普通のアリ(黒アリ)の仲間だと思われがちです。しかし、シロアリとアリはまったく別の生き物であり、むしろ敵対関係にあります。黒アリは肉食なのでシロアリを捕食することもあり、シロアリの天敵となっているのです。

シロアリとアリの特徴を比べてみましょう。

シロアリの羽アリとアリの羽アリの見分け方

もしもご自宅でシロアリの羽アリを見かけたら、すでに深刻な被害に遭っている、またはこれから遭う危険性が高いです。見かけた羽アリがシロアリか、ただのアリか、以下の3つのポイントに注目して見分けましょう。

シロアリとクロアリの見分け方

触覚

アリの場合、頭に生えている触覚はくの字型に曲がっています。一方、シロアリは触覚が曲がっておらず、数珠状でまっすぐになっているのが特徴です。

くびれ

アリは胴体が大きくくびれていて、頭部と胸部、腹部の間がかなり細くなっているのが特徴です。一方、胴体が寸胴でくびれがない場合はシロアリです。

翅(はね)

アリとシロアリにはどちらも有翅体(羽アリ)と呼ばれる個体が出現します。注目すべきは翅の形です。4枚の翅がすべて同じ大きさなのがシロアリです。アリは前翅と後翅の大きさが違い、後翅の方が前翅よりも小さくなっています。羽アリを発見したときは前後の羽の大きさを確認してみてください。

このように、シロアリとアリにはわかりやすい外見の違いがあります。シロアリらしい生き物を見かけたときは、慌てる前にいちど翅や胴体の形を確認してみましょう。

シロアリはゴキブリの仲間、アリはハチの仲間

シロアリとアリは生物学上、それぞれ以下のように分類されます。

アリ 昆虫網ハチ目アリ科
シロアリ 昆虫網ゴキブリ目シロアリ科

アリがハチの仲間であるのに対し、シロアリはゴキブリ目に分類される昆虫です。姿かたちが似通っているアリよりも、むしろよりゴキブリに近い生き物なのです。

シロアリがゴキブリの仲間だと聞くと、「シロアリ駆除をすればゴキブリも出なくなる?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

シロアリ駆除の薬剤は、ゴキブリにも有効です。ただし、シロアリ駆除は人体に影響が出ないように、基本的には床下だけに薬剤を散布します。そのため、床下以外にいるゴキブリの駆除にはなりません。

シロアリ駆除の施工をしたからといって、家屋のあらゆる場所に出没するゴキブリの駆除にはならないでしょう。

また、市販のゴキブリ用の殺虫スプレーをシロアリ駆除に使うことも推奨できません。ゴキブリ用の殺虫剤の成分はシロアリにも効果を示すため、直接スプレーを吹きかけたシロアリを退治することはできます。しかし、防虫成分によって逃げ出したシロアリが、家屋のさらに奥まった場所へと散り、被害が拡大してしまうおそれがあるのです。

シロアリは不完全変態、アリは完全変態

シロアリは「不完全変態」の昆虫であるのに対して、アリは「完全変態」の昆虫であるという違いもあります。

不完全変態とは、幼虫期にすでに翅や外部生殖器が成虫に近い形で存在しており、蛹(さなぎ)の期間が存在しない昆虫の変態形式です。シロアリ以外にはトンボやカマキリ、セミなども不完全変態であり、これらの昆虫を総称して不完全変態類、または外翅類(がいしるい)といいます。

これに対して完全変態とは、幼虫が蛹の期間を経て成虫になる現象のことです。幼虫と成虫では見た目や生活スタイルが大きく変わります。アリ以外にはチョウやカブトムシ、テントウムシなどが完全変態の昆虫です。

【シロアリの社会構造】羽アリはコロニー拡大のサイン!

シロアリとアリはまったく別の起源をもつ生き物ですが、どちらも集団で暮らす社会性昆虫だという共通点もあるのです。

シロアリは何千、何万という個体が集まってひとつのコロニーを形成します。しかし、彼らはやみくもに繁殖して目の前の木材を食べているばかりではありません。シロアリは巣の中で女王を中心とした社会構造を作り、カースト制度の下もとに巣を維持、繁栄させているのです。

ここからは、シロアリが作り上げる驚くべき社会構造と役割について見ていきましょう。また、シロアリの社会構造については解明されていない謎も多いため、ここではヤマトシロアリの例についてすでに明らかになっている事実のみを紹介します。

ヤマトシロアリの社会構造と役割の図

有翅虫(羽アリ)

羽アリは、ひとつのコロニーが成熟して個体数が多くなってくると生まれる、生殖能力をもった個体です。コロニーが発達して大きくなると、雄と雌の有翅虫は「群飛(ぐんぴ)」と呼ばれる移動をおこないます。

新しい場所につくと、雌は羽を落として雄を呼び寄せるためのフェロモンを分泌。そのフェロモンに寄ってきた雄とパートナーになり、それぞれが新たな創設女王、創設王に分化してコロニーを作ります。

創設女王・創設王

群飛によって飛び立った雌雄の有翅虫は、新しい場所に着くと創設女王・創設王としてコロニーを発展させます。女王アリは頻繁に交尾をおこない、一生に100万個もの卵を産むといわれています。

女王アリの腹部は肥大し、ヤマトシロアリの女王アリの場合は体長が15mmに達するほどです。ヤマトシロアリの兵蟻の体長は3.5~6.0mmですから、成虫の兵蟻の3~4倍近い大きさですね。

王アリの寿命は長く、王アリが死んだときにコロニーは終わりを迎えると考えられています。一方、女王アリの寿命は創設王よりも短く、存命中に二次女王と呼ばれる女王候補を生み出すことで自分の命をつぎへつなぎます。

また、女王アリと王アリのみが分泌する「階級分化調整フェロモン」というのがあります。このフェロモンは、王アリと女王アリ以外が生殖能力をもつことを制御するためのものです。もともとすべてのシロアリは同じ階級で生まれてきますが、階級分化調整フェロモンによってどの階級になるのかが決められます。

二次女王

二次女王は、創設女王のあとを継いで女王アリになる個体です。職蟻や兵蟻などの個体が創設王(雄)と創設女王(雌)の有性生殖で生まれるのに対し、二次女王は創設女王の単為生殖、つまり雄の遺伝子を含まない女王のクローンのような存在として生まれます。

創設女王が1匹であるのに対して二次女王は複数誕生し、創設王と交配することでより多くの個体を生み出すことができるようになります。

ここに、驚くべき繁栄のメカニズムが隠されています。仮に、この二次女王が創設王と創設女王の有性生殖によって生み出されれば、二次女王と創設王の交配によって近親交配が起き、コロニー内で徐々に遺伝子の多様性が失われてしまいます。

二次女王になる個体だけを単為生殖で産むことによって、創設女王は自分が死んだあとに自分の遺伝子を残すとともに、コロニー内での遺伝子の多様性を保っているのです。また、創設女王が死ななくても産卵能力が低下すると、二次女王が繁殖を引き継ぐこともあります。

職蟻(働きアリ)

コロニー内の個体のうち、90%以上は職蟻として働きます。職蟻の活動内容はさまざまで、卵や幼虫の世話から侵入のための蟻道づくり、食料の採取も職蟻の仕事です。私たちの悩みの種である家への加害は、すべてこの職蟻が食べ物を確保するためにおこなっているのです。

兵蟻(兵隊アリ)

コロニー内の個体の2~3%を占めるのが兵蟻です。兵蟻は外敵と戦って仲間を守ったり、女王・王を警護したりする役割を担っています。

兵蟻は敵と戦うための存在であり、食料を採集する能力はありません。また、職蟻と兵蟻に共通して、生殖能力をもっていないという特徴があります。

ニンフ

ニンフとは、有翅虫になる前段階の幼虫です。将来有翅虫になって飛び立つ未来の女王・王候補ともいえます。

シロアリの巣には、おおまかに分類してもこれだけ多様な役割があります。しかし、実際のシロアリの生態はさらに複雑で、また種類によっても社会構造は違います。

一見迷惑なシロアリの加害行動の中にも、生きるためのさまざまなシステムが働いているのです。

【シロアリの食性】枯れ木を食べる森の掃除屋

シロアリが生きるためのおもな食料は、枯れた木(木材)です。シロアリは、木材に含まれるセルロースという成分を栄養源としています。

シロアリと自然循環

シロアリは一概に害虫というわけではありません。シロアリは熱帯・亜熱帯地域に多く生息し、不要になった枯葉や倒木を分解して土に還す掃除屋の働きをしているのです。またシロアリが地中に掘る蟻道(ぎどう)と呼ばれるトンネルは土の中に水分や空気を運び、健全な土壌の維持に貢献しています。

さらにシロアリは、アリや森に住むほかの生き物たちの食料としても重要です。個体数が多く栄養価の高いシロアリは、森の中では貴重な栄養源になります。一部のシロアリは人間にとって害虫ですが、自然の循環や生態系のためには欠かせない生き物なのです。

建物に加害するシロアリはごく一部

本来シロアリは森の中で樹木を食べて生活していました。しかし、開発によってシロアリが住んでいた森が切り開かれ、その場所に家が建ったことで、シロアリたちは人間の家も餌として食べるようになりました。これが私たちを困らせているシロアリの「食害」の原因です。

ただし、すべてのシロアリが家屋に被害をもたらすというわけではありません。日本しろあり対策協会によると、日本には現在22種のシロアリが生息していますが、そのうち建物を加害するのはたったの4種類です。

日本に限らず、世界中に生息するシロアリの大部分は人家に出現することはなく、森林で「益虫」として暮らしているのです。また、世界には「キノコシロアリ類」と呼ばれ、巣の中でキノコを栽培して食料とするユニークなシロアリも存在します。

【シロアリの種類】日本の家屋に加害する4種の特徴

一口にシロアリといっても、じつはその種類や特徴はさまざまです。ここでは、日本で被害が報告されている4種のシロアリに注目して見ていきましょう。

  • ヤマトシロアリ
  • イエシロアリ
  • アメリカカンザイシロアリ
  • ダイコクシロアリ

このほかに、関門海峡を挟んだ山口県と福岡県のごく一部の地域では「カンモンシロアリ」という種類のシロアリによる被害も確認されています。

ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは、日本でもっとも一般的な種類のシロアリです。被害の報告件数は多いものの、加害のスピードが比較的遅く水回りの床下など湿った環境を好むのが特徴です。ヤマトシロアリの群飛は2~6月頃なので、7月に群飛が見られた場合はヤマトシロアリ以外の種類のシロアリかもしれません。

ヤマトシロアリの兵蟻の絵
分布 北海道北部をのぞく日本全域
体長 有翅虫(羽アリ):4.5~7.5mm
職蟻(働きアリ):3.5~5.0mm
兵蟻(兵隊アリ):3.5~6.0mm
見分け方 兵蟻の頭部は長方形のような形をしていて、体長の2分の1ほどを占める。
特徴 加害は比較的穏やか。
地下から蟻道と呼ばれるトンネルを掘り、建物を食害する。
多湿な場所を好み乾燥に弱いので、建物の中でも湿気の多い場所を加害する。
コロニー(群れ) 約2~3万匹でコロニーを形成し、加害部分が巣を兼ねる。
群飛の時期 沖縄・奄美大島:2~3月
東北以南の本土:4~5月
東北・北海道:6月ごろ
群飛の時間帯 昼間

イエシロアリ

イエシロアリは、世界のシロアリの中でも、家屋への加害力が非常に強いといわれるシロアリです。被害の報告件数や分布ではヤマトシロアリに及びませんが、すさまじい加害力で建物全体に被害を広げます。

また、ほかのシロアリに比べると1つのコロニーにいる個体数が多いことも特徴です。地上で数匹見ただけであっても、巣には数十万匹という大量の数がいることもあります。放置すると最悪建物が倒壊するおそれもある危険なシロアリです。

イエシロアリの兵蟻の絵
分布 関東以南、以西の海岸線沿いの地域に多い
体長 有翅虫(羽アリ):7.4~9.4mm
職蟻(働きアリ):3.3~5.2mm
兵蟻(兵隊アリ):3.8~6.5mm
見分け方 兵蟻の頭部は体長の3分の1程度の長さで、触れると頭部から乳白色の防御物質を分泌する。
特徴 加害力が強い。
加害部分とは別に大きな巣と長い蟻道を作り、家全体を加害する。
コロニー(群れ) コロニーが発達すると個体数が100万匹に上ることがある。加害部分とは別に巣を作る。
群飛の時期 6~7月
群飛の時間帯 夕方~夜間

アメリカカンザイシロアリ

アメリカカンザイシロアリは、もともと日本には存在せず、輸入家具などを介してやって来たと考えられています。被害は日本全国に点在していて、今後さらに被害が拡大するおそれがあります。

乾材(かんざい)シロアリ」といわれる種類であり、乾燥した木でも被害に遭うことがあります。ほかのシロアリは水が多く含まれている湿った木を好みますが、アメリカカンザイシロアリは乾燥した木のわずかな水分でも生息することができるのです。

地中からではなく外から飛来するため、実質建物のどこからでも侵入します。アメリカカンザイシロアリの群飛時期は7月~9月頃なので、5月や6月に群飛が見られた場合はアメリカカンザイシロアリの可能性は低いです。

アメリカカンザイシロアリの兵蟻の絵
分布 日本全域に点在
体長 有翅虫(羽アリ):5.0~6.0mm
職蟻(働きアリ):5.0~7.0mm
兵蟻(兵隊アリ):3.5~5.5mm
見分け方 兵蟻の頭部が体長の約3分の1の長さで、頭部から3番目までの節が大きい。
特徴 乾燥に強く、蟻道を作らず有翅虫が家に飛来する。
食害された穴から、直径0.7mm程度の乾燥した粒上の糞を排出する。
コロニー(群れ) 最大数千匹でコロニーを形成し、加害部分が巣を兼ねる。
群飛の時期 7~9月
群飛の時間帯 昼間

ダイコクシロアリ

ダイコクシロアリは本土には生息しておらず、奄美大島以南の島しょ部などで見られるシロアリです。アメリカカンザイシロアリに似た性質をもち、乾いた木材や美術品なども加害します。

ダイコクシロアリの兵蟻の絵
分布 奄美大島以南の南西諸島、小笠原諸島など
体長 有翅虫(羽アリ):5.0~6.0mm
職蟻(働きアリ):5.0~7.0mm
兵蟻(兵隊アリ):3.5~5.5mm
見分け方 兵蟻の頭部が体長の約4分の1の長さで、特徴的な頭部は横から見ると大黒天の頭部のような形をしている。
特徴 乾燥に非常に強い。
水がない場所でも生活でき、乾いた木材や家具、美術品などを加害する。
食害された穴から、直径1mm程度の乾いた粒上の糞を排出する。
コロニー(群れ) 比較的少数でコロニーを形成し、加害部分が巣を兼ねる。
群飛の時期 5~8月
群飛の時間帯 夕方~夜間

【シロアリの活動】シロアリ被害は冬でも発生する

昆虫は冬になったら死んでしまったり、冬のあいだは土の中で眠っていたりというイメージがあるのではないでしょうか。しかし、シロアリは冬眠をせず、1年中活動を続けます。つまり、冬でも関係なく家屋への加害がおこなわれるのです。

ただし、やはり気温が下がると活動量が低下し、気温が上がると活発になるという特徴はあります。

コロニー(群れ)が発達したときに起こる「群飛(ぐんぴ)」という大移動も、春から夏にかけてのみ見られます。春から夏の時期は、シロアリ被害の拡大にとくに注意が必要です。

【シロアリの被害】家の土台をボロボロにする害虫!

シロアリは食料採集として建物を加害し、私たちに甚大な被害をもたらします。ここからは、興味深いだけではすまされないシロアリの加害のおそろしさについても触れておきましょう。

シロアリは木材の内部から食べ進める

日本でのシロアリ被害のほとんどは、ヤマトシロアリかイエシロアリです。どちらも土の中から蟻道を掘り、床下からひっそりと家の基礎にあたる部分を加害します。

またシロアリは、柱などの木材を食べる際、外側はきれいに残したまま内側から食べ進めます。もし目に見えるところにシロアリ被害を発見したり、建物に違和感があるときには、すでに内部で深刻な被害がでている可能性が高いです。

シロアリ被害に遭った家は地震で倒壊する!?

日本は地震大国です。近年東北だけでなく日本各地で巨大地震が起き、被害の様子が記憶に新しい方も多いでしょう。しかし、地震で建物が倒壊した理由は、揺れだけではなかったかもしれません。

もし家がシロアリ被害に遭っていたら、外見はきれいでも家の基礎部分がボロボロになっていることがあります。その場合、想定していたより弱い地震でも家が倒壊してしまう危険性があるのです。

古い家はもちろん比較的新しい家でも、シロアリ被害には注意が必要です。

シロアリは群飛で勢力を拡大する

さきほども触れましたが、夏場になると有翅虫が一斉に巣から飛び立つ「群飛」という現象が起こります。たくさんの有翅虫が一斉に飛び立つため、シロアリの集団がいなくなるのだと勘違いしてしまうかもしれません。

しかし、実際は逆です。身近でシロアリの群飛を見かけたら、それはシロアリ被害の赤信号だと思いましょう。群飛とは、十分に成熟して個体数の増えすぎた巣から、分家するために有翅虫が飛び立つのです。

その際飛び立つのは成熟した巣の個体のごく一部でしかありません。 群飛が見られた時点で、その近隣に大きく発展した巣がある ということです。

さらに、群飛といっても有翅虫が飛行できる距離は短く、数百メートルほどしか離れていない近場に新しいコロニーをつくりはじめます。シロアリを放っておくと、こうしてどんどんと勢力を拡大していくのです。

そのため、シロアリに気づいたらすぐに対処することが大切になります。駆除方法や駆除費用などについては、以下の記事でご紹介していますので参考にしてみてください。

【シロアリの予防対策】家屋を守る対処法

シロアリに狙われた際の被害とリスクは計り知れません。大切なご自宅をシロアリ被害から守るために、適切な点検と予防対策をおこないましょう。

自宅のシロアリ被害をチェックしよう!

建物がシロアリ被害に遭っていないかどうか、自分で簡易的にチェックするための目安があります。「シロアリ被害に遭っているかどうかわからないし、いきなり業者に依頼するのも……」と迷ったときには、まずは自己診断してみるとよいでしょう。

6つのシロアリチェック項目
  • 羽アリを見かけた
  • 床にシロアリの羽が落ちている
  • 床がブカブカと柔らかくなっている
  • 外壁や基礎に蟻道がある
  • 部屋の隅や窓枠に土や木くずが溜まるようになった
  • シロアリ被害に遭っている庭木がある

上記はシロアリの診断項目の中でも要注意な症状です。当てはまったからといって必ずしもシロアリがいるわけではありませんが、心当たりのある方は早めに駆除業者にご相談することをおすすめします。また、気になるようでしたら外壁や基礎、部屋の隅などを一度点検してみてください。

シロアリ侵入の原因を取り除く4つの対策

  1. 庭に木材を置かない
  2. 外壁や基礎のヒビ割れを修理する
  3. 基礎の換気口の前に物を置かない
  4. 業者に予防施工を依頼する

シロアリは被害にあってからの対処では遅く、すでにリフォームが必要になっている場合が多いです。被害に遭っていないうちに予防をして、シロアリを来させないようにすることが重要になります。

おもなシロアリ対策は上記の4つです。これらを実施してあなたのお住まいをシロアリから守りましょう!

1.庭に木材を置かない

日曜大工で使用して余った木材などを、庭に置きっぱなしにしている方も多いのではないでしょうか。でも、これはシロアリを呼び寄せる大きな原因になります。庭に置かずに倉庫などの屋内にしまうようにしましょう。

木材をしまうスペースがないようであれば、ビニールなどを木材の下に敷いてみてください。ほとんどのシロアリは土中から侵入してくるので、地面と木材を直接触れないようにするだけでも予防の効果があります。

2. 外壁や基礎のヒビ割れを修理する

建物は年月が経つと少なからず劣化していきます。住宅の外壁や基礎にヒビが入ることもありますが、これらはできるだけ早いうちに修理しましょう。シロアリはわずかなすき間からでも侵入することができ、外壁や基礎のヒビから住宅内に侵入することも多いです。

ご自身での修理が難しい場合は修理業者への依頼も検討してみてください。修理業者であれば、自分では見逃してしまいそうな細かいヒビ割れにも気づいて、修理してくれるでしょう。

3.基礎の換気口の前に物を置かない

住宅の基礎には、床下の換気をするための換気口があります。この換気口の前に物を置いてしまうと空気の流れが悪くなり、床下に湿気が溜まってしまいます。多くのシロアリは湿度の高い場所を好むので、床下の湿気はシロアリを呼び寄せる原因になるのです。

また、物だけでなく換気口周辺に生えている植物も換気のさまたげになります。植物がたくさん生えていて換気口をふさいでいるようであれば、処分するようにしましょう。

床下の湿気は、カビを発生させる原因にもなります。カビが発生すると建材を傷めてしまいますし、衛生的にもよくありません。換気口周辺には物や植物がないようにして、床下の換気をよくしておきましょう。

4.業者に予防施工を依頼する

シロアリ対策として最も効果的なのは、やはり駆除業者に依頼をしてシロアリの防除を施工してもらうことです。駆除業者がおこなう予防方法は「バリア工法」と「ベイト工法」という2つがありますが、バリア工法では施工から5年、ベイト工法では施工している間ずっとシロアリの予防効果があります。

バリア工法とは薬剤散布工法とも呼ばれ、殺虫剤やシロアリが嫌がる薬剤を散布することで予防する方法です。シロアリの侵入経路である床下を中心に薬剤を散布しますが、玄関やお風呂場のような床下がない場所には、特殊な道具を使用して薬剤を注入していきます。薬剤をまいた瞬間から予防効果を発揮するという即効性の高さがメリットの1つです。

それに対して、ベイト工法は毒餌によってシロアリを巣ごと退治する工法です。シロアリは餌を巣にもち帰ってほかの個体に分け与える習性があります。この習性を利用して、住宅周辺の地面に毒が入った餌を設置することで、巣にいるシロアリまで駆除するのです。即効性は低いですが、住宅に薬剤をまかなくてよい点がメリットといえます。

現在は基本的にバリア工法で施工するのが一般的です。薬剤を散布したくなかったり床下が全面コンクリートになっていたりして、バリア工法ができない場合にベイト工法が使われます。

シロアリ駆除業者に関する情報はこちらをご覧ください。

シロアリの生態を知りつくしたプロが駆除します!

シロアリの生態や社会構造、被害について解説してきました。シロアリは非常に興味深い生態をもっていますよね。しかし、やはり被害に関しては見過ごすことはできません。

もしご自宅がしばらくシロアリ駆除や予防をしていない状態であったら、この機会にシロアリの発生状況を確かめてみてください。

シロアリはとても繁殖力の強い生き物です。もしもシロアリの発生が確認されたなら、シロアリの生態に合わせた対策を早急におこなわなければなりません。シロアリ駆除お助け隊なら、シロアリを知りつくしたプロによる的確な駆除が可能です。

また、ご自分ではシロアリ被害の状況が判断できないというときにも、ぜひシロアリ駆除お助け隊の無料調査をご利用ください。シロアリの有無だけでなく、発生したシロアリの種類の特定までおこない、確実な駆除・予防の施工を提供いたします。

シロアリに関するお悩みは、シロアリ駆除お助け隊にお電話ください。

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