シロアリ駆除|薬剤の注意点!臭いの少ない薬でシックハウスを防ごう

シロアリ駆除で薬剤を使う注意点|必読!家族の安全はあなたが守ろう

シロアリ駆除をおこなう際には、薬剤の注意点についてしっかりと確認しておくことが大切です。

近年のシロアリ駆除剤には、人体への影響の少ないものが増えています。かつては「クロルデン」という有機塩素系の駆除剤や、「クロルピリホス」という有機リン系のものが一般的でした。しかし、いずれも毒性が強く土壌汚染や健康被害が多く報告されたために使用禁止となり、安全な薬剤へと切り替えられるようになったのです。

しかし、どんなに安全性が高い薬剤でも、使い方をあやまれば健康被害につながりかねません。シロアリ駆除は、薬剤の種類だけでなく、使用上の注意点もよく確認して正しくおこないましょう。

シロアリ駆除お助け隊は、「日本しろあり対策協会」の指定工法と認定薬剤による安全な駆除サービスを実施しています。シロアリ被害にお困りで、安全に徹底的な駆除をしたいという方は、ぜひシロアリ駆除お助け隊にご相談ください。

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シロアリ駆除・薬剤使用の注意点1. 人体への影響

シロアリ駆除の薬剤はシロアリに対してだけでなく、人間にも影響を及ぼすことがあります。生活のなかで感じられる薬剤の影響は、おもに「臭い(におい)」と「健康被害」の2つです。

臭い

現在一般的に使用されているシロアリ駆除の薬剤は、成分の面から分類すると「カーバメート系」「ピレスロイド系」「ネオニコチノイド系」「フェニルピラゾール系」「フェニルピロール系」の5種類です。

カーバメート系ピレスロイド系は比較的臭いが弱く、とくにピレスロイド系は市販の殺虫剤などで多く使用されています。一方、ネオニコチノイド系フェニルピラゾール系フェニルピロール系は効果が高いぶん臭いも強く、散布方法や使用量によっては長期間臭いが抜けないこともあるのです。

シロアリ駆除の代表的な市販薬は、以下の記事でご紹介しています。

臭いの感じ方には個人差があるため、散布する前にどんな臭いなのか確認しておきましょう。

健康被害

シロアリ駆除の薬剤散布後に、健康被害を訴える事例も多く発生しています。国民生活センターに寄せられたシロアリ対策による健康被害としては「喉の刺激・痛み」「頭痛」「おう吐・むかつき」「目の刺激・痛み」などが報告されています。

ほかにも、だるさやめまい、皮膚や鼻の異常、消化器や肺の疾患など、症状は多岐にわたるようです。

居住空間が影響して起こるこれらの症状は「シックハウス症候群」と呼ばれ、大変深刻な問題とされています。

シロアリ駆除・薬剤使用の注意点2. 影響の受けやすさに差がある

臭いの感じ方に個人差があるように、シロアリ駆除剤の影響も受けやすさに差があります。ご自身やご家族が以下のいずれかに該当している場合、薬剤の影響を受けやすいかもしれません。

  • 子ども
  • 妊婦
  • ペット
  • 化学物質過敏症

子ども

子どもは大人よりも体が小さいぶん、薬剤の影響を受けやすいです。微量でもアレルギーやぜん息の原因になってしまうことや、脳の発達に影響を及ぼしてしまうことがあるのでとくに注意が必要です。

そのうえ、赤ちゃんや小さな子どもは床に近い位置にいるため、散布した薬剤に触れてしまったり、吸い込みやすかったりする危険性もあります。薬剤が付着したものを口へ運んでしまわないよう、食品やおもちゃなどを出しっぱなしにしないことも大切です。

妊婦

妊婦さんがシロアリ駆除の薬剤を吸い込んでしまった場合、母体に影響が出るだけでなく、胎児にも薬剤が届いてしまうおそれがあります。胎児の健康な発育や脳の発達に影響を及ぼすこともあるため、シロアリ駆除の薬剤散布中は、作業現場に近づかないようにしましょう。また、散布後には換気を積極的におこなうことが重要です。

ペット

子どもと同様に犬や猫なども床に近い位置にいるため、薬剤の影響を受けやすいといえます。皮膚炎鼻水などの症状のほかに、イライラしてほえやすくなったり、疲れやすくなったりという症状が表れることもあります。

シロアリ駆除で薬剤を使用する際には、ペットも人間と同様に散布中は近づかせず、なめてしまいそうなものや場所はカバーをしておくなどの対策をしましょう。

化学物質過敏症

化学物質過敏症」とは、微量の薬物や化学物質に対しても敏感に反応してしまう疾患のことです。人体の許容量を超える化学物質に触れることがきっかけで引き起こされると考えられており、シロアリ駆除の薬剤や殺虫成分に対しても強い反応を示す人もいるようです。

個人差がありますが、シックハウス症候群と同じく喉や目、皮膚、内臓など、さまざまな場所に症状が表れます。

シロアリ駆除剤による健康被害を予防するために

薬剤による健康被害を予防するためには、施工中・施工後の処理を適切におこなうことが大切です。また、建物の構造や環境に合わせて施工方法を選ぶことも重要でしょう。以下の5つのポイントにはとくに気をつけてください。

  • 適切な道具で防護する
  • 換気をする
  • 薬剤の影響を受けやすい人は家から離れる
  • 建物の構造に合わせた施工をする
  • 毒エサで駆除する

適切な道具で防護する

ご自身でシロアリ駆除の薬剤を散布される場合には、直接薬剤を吸い込んだり目に入ったりすることを防ぐために、必ず防具を身に着けてください。マスクや防護メガネ、手袋のほかに、長袖長ズボンの防護服で肌の露出を控え、動きやすい運動靴や防護頭巾も着用しましょう。

換気をする

シロアリ駆除の薬剤散布後には、十分な換気をすることが大切です。施工の当日だけでなく、しばらくのあいだは「窓を開ける」「換気扇を回す」などして積極的に換気をおこないましょう。

薬剤の影響を受けやすい人は家から離れる

臭いの感じ方や健康被害の受けやすさは人によって違います。小さなお子さんや妊娠している方はもちろん、薬剤の臭いを苦手だと感じる方、化学物質過敏症の方は、薬剤の散布中は建物から離れるようにしましょう。

また、散布直後に建物に入ることも、できるだけ避けた方がよいです。薬剤を散布した家に滞在する時間が長ければ長いほど、影響を受けやすくなる傾向もあるため注意してください。

建物の構造に合わせた施工をする

シロアリは暗くて湿気が多い場所を好むため、床下の土台や柱で被害が起こりやすく、シロアリ駆除の薬剤も床下に散布することが一般的です。しかし、床下の空気が室内を循環する構造の建物の場合、床下に散布した薬剤は空気に乗って家中を循環してしまうのです。

床下換気扇を停止するなどして空気の循環を止めるか、薬剤散布以外の対策方法を検討しなければなりません。

毒エサで駆除する

薬剤による健康被害を避けたいのなら、毒エサを使った駆除方法(ベイト工法)もおすすめです。建物の周りにエサ場を埋め込み、シロアリが好む木材の成分を混ぜた毒エサを設置します。すると、働きアリが巣に毒エサをもち帰ることで、巣にいるシロアリまで全滅させることができるのです。

建物に直接薬剤を散布しないため健康被害を防げますし、床下からの施工ができない建物にも対応できるという利点もあります。

シロアリ駆除お助け隊は薬剤の注意点を熟知しています

シロアリ駆除をおこなう際には、薬剤の注意点をしっかりと把握して状況に合った施工をする必要があります。シロアリ駆除の薬剤は、適切に使用すれば高い効果を示す反面、使い方をあやまると健康を害してしまう危険性ももっているのです。

シロアリ駆除お助け隊では、「日本しろあり対策協会」によって安全性が認められた認定薬剤のみを使用し、指定工法で適切なシロアリ駆除をおこなっています。

安心の施工内容や費用については、以下の記事でご確認ください。

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